溶融亜鉛めっき

溶融亜鉛めっき
溶融亜鉛めっきとは、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸漬し、その表面に亜鉛皮膜を形成する技術です。
塗装や電気めっきとは異なり、めっき皮膜は亜鉛と鉄から形成される「合金層」により、亜鉛と鉄が強く金属結合しているため、長い年月を経てもめっきが剥がれることはありません。 また、亜鉛めっきには「保護皮膜作用」と「犠牲防食作用」という特徴があり、鉄鋼製品への防錆力が非常に高いです。
特徴
厚み

50 (μm) 以上の厚い皮膜で非常に高い耐食性を備えています。
防錆

鉄鋼製品に対する犠牲防食作用により、傷がついても鉄を錆から守ります。
難形状

1つ1つ製品の形状に合わせて引っかけ方を変えているため、複雑な形状にも対応できます。
用途
- 屋外向けの分電盤のBOX
- 鉄道、道路向け金物
- 電力向け架線金物
仕様
【新規格】 2022年9月より種類の記号 | 膜厚 [μm] | |
---|---|---|
HDZT 35 | 35以上 | |
HDZT 42 | 42以上 | |
HDZT 49 | 49以上 | |
HDZT 56 | 56以上 | |
HDZT 63 | 63以上 | |
HDZT 70 | 70以上 | |
HDZT 77 | 77以上 |
種類 | 記号 | 硫酸銅試験回数 | 付着量g/㎡ | 平均めっき膜厚μm(参考) | |
---|---|---|---|---|---|
1種A | HDZ A | 4回 | - | 28~42(推定) | |
1種B | HDZ B | 5回 | - | 35~49(推定) | |
2種35 | HDZ 35 | - | 350以上 | 49以上 | |
2種40 | HDZ 40 | - | 400以上 | 56以上 | |
2種45 | HDZ 45 | - | 450以上 | 63以上 | |
2種50 | HDZ 50 | - | 500以上 | 69以上 | |
2種55 | HDZ 55 | - | 550以上 | 76以上 |
ソリューション事例
電線の金物
【お悩み】亜鉛のたまりが多すぎて製品として使い物にならなかった。
【ご提案】弊社でめっきを行ったところ、亜鉛のたまりがなく、きれいな仕上がりに満足していただきました。

静岡県のメーカー
【お悩み】配電盤(サイズ1800×600×1200)の歪みが多すぎて、修正できず製品として出荷できなかった。
【ご提案】弊社で溶融亜鉛めっきを行ったところ、歪みが小さく抑えられたため、お客様に喜んでいただけました。同様の事例が青森と秋田のお客様においてもありました。
【お悩み】配電盤(サイズ1800×600×1200)の歪みが多すぎて、修正できず製品として出荷できなかった。
【ご提案】弊社で溶融亜鉛めっきを行ったところ、歪みが小さく抑えられたため、お客様に喜んでいただけました。同様の事例が青森と秋田のお客様においてもありました。
資料ダウンロード
