めっき学校 コラム 第1回 ~めっきハンターへの道~


5月になり平成から令和に元号が変わりましたね。僕は今年で入社2年目になります。
昨年度T先輩が一年間学校に通い、めっき王になられました。詳しくは過去の記事をご覧ください。
そこで僕はめっきハンターを目指すことにしました!!
今後めっき学校で狩りとってきためっきの知識を、毎月簡単に発信していこうと思います。
めっき学校とは
もう一度めっき学校とは何か簡単に紹介します。週2回、14時から20時くらいまで御茶ノ水にあるめっきセンターというところでめっきに関する授業や実験を行います。上の写真は授業中の様子です。大学の授業みたいなものですね。工場見学や定期試験もあり成績優秀者は最後に表彰されるのでそれを目指して頑張りたいと思います。
僕は今現場で光沢すずめっきを担当しており、実際に作業しているとめっき不良が出てしまうことが多々あります。その原因はなんだと思いますか????
答えは前処理です。問題の多くは前処理で発生します。今回は簡単に前処理について書いていこうと思います。
前処理とは
めっきをつける前の品物の表面には様々な汚れがついています。簡単にどんな汚れかというと錆びや油汚れなどです。これらの汚れが付いたままだとめっき不良になってしまいます。これらの汚れを完全に除去する処理、つまり脱脂のことです。実はめっき不良の原因は80%以上が前処理だと言われています。
僕が現場で実際に使っているのは、溶剤脱脂とアルカリ脱脂です。これら以外には、電解脱脂やエマルジョン脱脂などもあるようです。
初回なのでこのくらいにしておきます。来月もお楽しみに。